取材の中で異なる価値観に触れ
自分の人生をもっと豊かなものにできる 取材の中で異なる価値観に触れ
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なぜ映像業界を目指しましたか？ C&R社を選んだ理由は？

学生時代に最も力を入れていた制作活動がコロナ禍によってできなくなり、オンラインで活動せざるをえなくなりました。そのとき取材や編集など、自分たちで映像を制作していたのですが、映像というものが持つ影響力の強さを実感し、テレビ業界を志すようになりました。福島県出身の私にとって、いつか地元で震災関連の番組に携わることが大きな目標です。Uターン制度があり、全国のテレビ局とのコネクションが強いC&R社は、私にとって大きな魅力でした。

印象に残っている仕事は？

2月に北海道知床市へ行き、「熊」をテーマとした取材を行いました。最近では餌不足の影響から熊による被害が社会問題化しています。ですが、一方では熊を飼育し共に生きている事業者がいることも事実です。脅威でもあり、共生関係でもある、そんな熊をめぐる両面を取材でき、貴重な学びになりました。また、ハロウィンの夜に渋谷へカメラを持って繰り出したときは、人混みに押し潰されそうで撮影どころではありませんでした。そういった過酷なロケも今では良い思い出です。

番組制作の醍醐味は何でしょうか。

私の仕事は主に、「取材」と「VTR制作」の２種類に分けられます。VTR制作の日は、取材を担当したディレクターと連携を取り、必要な映像や情報を揃えながら編集作業に入ります。実際に制作したものがその日にOAされるので、日々、達成感を感じることができる点が魅力ですね。また、取材を通してたくさんの人と関わるため、自分とは違う価値観に触れる機会がたくさんあります。多様な価値観から影響を受けることで、おのずと人生が豊かになる仕事だと思います。

仕事で大切にしていることを教えてください。

情報を疑うことを大切にしています。報道番組という性質上、間違った情報を放送することは許されません。インターネットでのリサーチは、必ず記事の引用元に連絡を取って裏どりをしたり、取材でも細かいところまで確認するようにしています。また、街頭インタビューでは、積極的に声をかけ、相手の本心を引き出すためにフランクに話すことを意識しています。いつかは震災関連の報道を担当するために、取材やVTR制作の経験を重ねていきたいですね。